東京オリンピック記念1000円銀貨は、日本で初の記念硬貨で、東京オリンピックが開催されたことを記念して発行された銀貨です。表面には、日本の象徴富士山と国花の桜があしらわれ、裏面には、桜と五輪マークに算用数字1000が表示されています。
この記念貨幣は、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」において、貨幣として定められているため、現在でも通常の貨幣と同じように使用することができます。ただし、額面が1000円となるため、銀行で交換する場合でも1,000円にしかなりません。
こちらの貨幣は銀の含有量925となり、2024年4月10日時点、銀の地金買取価格は、田中貴金属工業調べで1g147.23。重量約20gあるため、銀の価値だけでも約3,000円になります。
発行国:日本
額面:1000円
発行年:1964年
重量:20g
直径:35mm
厚み:2.3mm
品位:銀925 銅75
発行枚数:15,000,000枚
銀の比重は、「重さ÷増えた水の体積」で計算できます。
「重さ」19.97÷「増えた水の体積」1.95=10.24
下の表に照らし合わせると、SV900 銀の純度90%以上となります。
銀の純度 | 比重(g/㎤) | |
SV1000 | 99.9%以上 | 10.49 |
SV950 | 95% | 10.41 |
SV900 | 90% | 10.15 |
SV800 | 80% | 10.07 |
SV750 | 75% | 9.99 |
SV650 | 65% | 9.90 |
SV600 | 60% | 9.82 |
SV550 | 55% | 9.75 |
SV500 | 50% | 9.67 |
額面1000円、2024年4月10日時点の銀の価値で約3000円のため、偽物が多く出回っているとは聞きませんが、レプリカなどは出回っている可能性があります。
購入される際は、信頼できる店舗で購入することや、重さや大きさなど十分理解したうえで購入指定ください。
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